2020年大晦日まであと15日のコラム 麻枝准の話

神様になった日を9話まで見たので麻枝准アニメについて書きます。

 

 

Angel Beats!

2010年放送なのでもう10年前なんですね。当時中高生だった僕はアニメPVを見てめちゃくちゃwktk全裸待機してました。

(Eng subs) Angel Beats! (エンジェルビーツ) PV第6弾 (HQ) - YouTube

ちょうどこの頃AIRPSP移植版をプレイした後だったので、あの麻枝准がアニメに?!なんてもうビックリですよ。

 

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(左が「天使」で、右がゆり)

 

少年・音無結弦は自分の苗字以外の記憶を失った状態で、真夜中の「学園」で目覚める。音無は銃を構える少女・仲村ゆりと出会い、ここが死後の世界であると教えられ、死んだ世界戦線(略称SSS、以降、戦線)に勧誘される。戦線は転生を拒み、天使と呼ばれる生徒会長と戦いを続けていた。なりゆきで戦線に加わった音無は、学園生活を送りつつ、戦線のメンバーと共にあらゆる作戦で天使に挑む。

というストーリーの前振りです。

 

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ストーリーの中身の話は割愛しますが、まあなんか麻枝准バリバリな感じでしたね。

当時の僕やネットの皆が期待していたのは、これだけ凄い前振りなので、なぜ死んだ世界があるのか?そもそも天使の力とはなんなのか?などの伏線を回収しつつ壮大な感動に至る重厚なストーリーでした。これは見事に裏切られて、麻枝准はアホみたいに叩かれるわけですが。。

結局十話近くして描かれたのは、野球回や軽いギャグのような青春と、オムニバスレベルの単発の感動ストーリーで、そういった伏線は特に回収されずに最終話で大雑把に感動する部分を切り取って(いわゆる超展開)で完結することになります。

 

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(最後のシーンは僕は結構好きです)

 

昔の僕は「こんなんリアタイさせられて、結局なんなんこのクソアニメ?」って叩いてました。ただまあ今麻枝准が描く「青春」、それとそれを彩るための「感動」、なアニメと思うとまあ普通に観れるというか、僕もわりと好きな「青春」アニメだなと思います。なんというか結局、我々が期待していたような感動ストーリーっていうのは、あくまで麻枝准が考える青春を豊かに描くためのただの手段なんですよね。

 

 

Charlotte

Angel Beats!の5年後、今から5年前ですね。あーもうそんな経ったんだって感じですね。当時Twitterの情報系のオタクたちが当時から人気が出ていた佐倉綾音演じる友利奈緒にドはまりしていて、みんなアイコンと名前を友利奈緒にしていたのをよく覚えています。

 

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友利奈緒かわいい。

他人の体を5秒だけ乗っ取る能力を持つ少年・乙坂有宇は、これを人知れず悪用しエセ優等生生活を送っていた[12]。しかし、星ノ海学園生徒会の友利奈緒高城丈士朗に見破られ、妹・乙坂歩未と共に学園に転入、生徒会で自分たちと同じ能力者に警告する活動に協力することになる[13][14]

という前振りです。

 

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こちらはAngel Beats!のときよりそういう伏線回収感動系か?!という期待値はネットでは低めだった気がします。麻枝准自身はAngel Beats!の反省を生かしたと言っていたので、どちらかというと「今回は本当に大丈夫か?」「超展開はないよな?」という心配が事前には多かったですね。結局またなんか超展開じゃね?って言われるんですけどね。

まあ僕自身はというと期待する気持ちが半分、心配が半分でした。そんで結局はAngel Beats!のように、麻枝准の「青春」、それとそれを彩るための「感動」が描かれたアニメでした。

 

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(ABといい毎回入る野球回。麻枝准にとって青春とは野球。)

 

当時はふ~んで終わったこのアニメですが、最近ちょっと見返してみたらまあなかなか良いアニメだったんじゃないかなあと思えてきました。僕も丸くなったんですかね?それとも自分自身の青春が遠くなるにつれてそれへ想いが望郷ように感じられるようになったから?

 

 

神様になった日

で今10話ぐらいまで放送してるこれですね。5年ごとにやってくる風物詩と化しましたね、もはや。今回も回が進むにつれて評判がなかなか雲行きあやしくなってきています。

 

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www.youtube.com

とある少女・佐藤ひなは神として目覚め始め、世界の終わりを予見し、一人の少年を選び、終わるまでを過ごして見届けていく。

まあなんですかね、今回も世界が終わるとか結構大きく出て変に期待させてきましたが、どうせ青春アニメなんですよねってわけで僕はあんま期待してませんでした。

 

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麻枝准にとって青春とは麻雀。もちろん野球もあるよ)

 

というわけで実際に見ているんですが、まあやっぱり9話まで8割がストーリー本筋と関係ないような(というか実際関係ない)軽い空気の青春な内容が続きます。感動な話もあってオムニバスレベルの単発な話ですね。

ちなみにAB!とCharlotteではいつストーリーが動き始めるんだ?!とやきもきしていたので、今回はクール終わりに差し掛かって一気見しました。

 

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(今までもOPの歌詞がネタバレでしたが、今回もそうっぽいですね)

 

これに関しては完結後、何かしらテーマをピックアップして具体的な記事を書こうと思います。

現時点では上二つにあったような期待感は一切なくこれが麻枝准の青春アニメなんだなあとあまり考えずに見れたので良いアニメなんじゃないかなと思ってます。というか麻枝准のアニメの作り方に理解が及びすぎて、ストーリーの作りも話の展開も全部前々にわかっちゃうので、なんかもう逆に青春の描き方に集中できるというか、そういう感じです。

 

 

で、青春青春ってなんなんだよ

なんかいろいろ書きましたが、結局麻枝准青春って具体的になに?というところですよね。ここがこうだからこう、みたいな描写の検証は神様になった日を取り上げた記事で説明します。

んで、麻枝准が伝えたい青春って「おまいら、仲間とバカやって、恋愛やって、大きな事柄に思春期の青年らしい考え方で行動して、お前らこういうのにあこがれるだろ?こういうの好きだろ??」ってことなんですよね。だからAB!やCharlotteではムチャして野球部に勝負を挑むし、物語の波が告白だったりするわけです。

そういうのがわかっていて観るのと観ないのでは結構大きな違いになるんじゃないでしょうか。少なくとも僕は、AB、Charlotteの経験を踏まえ、神様になった日に至ってそう感じられます。

最終話まで麻枝准の描く青春を楽しみにしています!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つい最近麻雀を始めたわけですが、最初は僕も東西南北がなんかの役になるんじゃないかな?と思って大事に手牌に持ってました。

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