平忠度
この間矢来能楽堂で金春流の能を観た。たまにはこういう記事を書こうと思って。
『忠度』
自分の中の修羅能のイメージが少し変わった。修羅能といえば『屋島』のただドンチャンするだけのイメージが強くて、良くても『敦盛』『兼平』あたりの話に色があるものぐらい。『忠度』の独特なところは修羅の場面に至っても和歌を詠むところで、もはやその様式は修羅を通して忠度の和歌に対する心を表すようだった。世阿弥は修羅には風流を付けるんだよって言ってたけど、『敦盛』『清経』のように心と修羅が分離しているものと違って、心を修羅で引き立てる点に於いてこれは傑作だなと思った。あと、『頼政』と同じく大曲はやっぱり違うな、『実盛』を観てみたい。
どうでもいいけどシテがなんかやたらデカイからおかしいなと思っていたら、どうも金春でちょいちょい見かけていた恰幅のいいお兄さんだった。後で知って、あんな素晴らしい動きができるなんてびっくりした(失礼)。
『半蔀』『葵上』
源氏物語モノ。『半蔀』はそんな好きな感じではないなあ。でも、夕顔が源氏に会ったときをあんな美しく表現できるのは鬘物の素晴らしいところだなとか。『葵上』はシテも地謡も全員女性でビビった。
そんで
金春は数回観てるけれども、やっぱり謡があまり好きじゃなかった。特に鬘物。どうしても癖っぽく聞こえて、えーとかって思いながら見てた。仕舞とか見てると舞は豪華で目にいいんだけどね。ほんで『忠度』は是非また観たいなと思った。素晴らしい曲だと思う。
あとやっぱり舞は静と動をキッチリ区別してやらないといけないんだなとか。たとえ素人でも、技法に終始して、いつまでも表現に至れないのはつまらないなあとか。
以下どうでもいい話
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続
ついでに書きますが、ついに終わってしまった。由比ヶ浜結衣ちゃんがもうダメだった。八幡のことをずっと好きだったのに。きちんと考えてきたのに。笑顔を絶やさない良い子なのに。まあ別に推してたわけじゃないけど、なんか悲しい。
そんでこのシーンだけど、要するに「私は八幡と一緒になれないし、三人で居たいな」って意味なんだけど、それを雪ノ下雪乃ちゃんに言うと、八幡に否定された。
「ヒッキーなら、そう言うと思った。」
雪乃ちゃんと八幡の関係を感じていた結衣ちゃんはもう全部わかってたんだな。はー。いろいろ書きたいけどまた気が向いたときに書きます。
身辺事情
国家総合一次通ってこの前二次受けました。来週面接に行くけど、まあよっぽど論文か面接の評価がクソで足切りされない限り落ちないんじゃないんですかね、ちゃんちゃん。あとバイト一件辞めて、もう一件も辞めます。そろそろ学校の勉強に力入れたいとか。卒業したいんで。