都山流竹琳軒大師範・二代𠮷田暹山先生の思い出

先日、大学入学以来僕の師匠であった都山流竹琳軒大師範・二代𠮷田暹山先生が逝去されました。非常に残念でなりません。僕の記憶が遠くなる前に、いろいろと振り返って書き留めておきます。しみじみと書くより明るく書くことにします。エピソードについては先生の言い伝えがほとんどですので、正確性はあまりないかもしれません(笑)

 

 

 

二代𠮷田暹山先生は富山に生まれ、都山流を教えていた父・初代𠮷田暹山に尺八を師事します。曰く、「俺は一度も父に習ったことがなかった。弟子に教えている隣に座らさせられて、みとけ、って言うだけ。本曲なんてのもつまらないし、飽き飽きしてジャズばっか演奏してたよ!」

高校卒業後、東京農工大学に進学し、そこでは当時流行りだった学生運動をしたり、はたまた尺八を持って女子大の筝曲部に突撃しにいって合奏勝負をしかけたりしていたそうです。大学卒業後は畜産大手の会社に入社し、最初の配属でつくばの研究所になったことがきっかけで、尺八を土浦で教え始めます。

もちろん何かしらの地盤があったわけではなかったので、まずは土浦のヤマハ楽器店に突撃したところ、そこには割れた尺八が売り物として置いてあり、こりゃなんとかしなくては、というところから始まったそうです。

最初に来たのはちょっと尺八をやっていたというおじいさんで、俺より若いのに吹けるのか?と言われて春の海を吹いたところ驚き、初めの弟子になったそうです。そこから尺八を背負ってバイクにまたがってきたリーゼントにいちゃんが教えてくれと来たり(今でも尺八をやっています)、いろいろな出会いがあり、今日にいたるまでの幅広い繋がりが形成されていたようです。

この間、都山流尺八楽会はお家騒動等もあり、非常に大変な時期だったとうかがっていますが、その時期より都山流の理事として流派を支えていました。そして、大手町への転勤もありつつも長年勤めた会社を退職、さらにいろいろな会社と個人でビジネスをしつつ、つくばで筑波大学生や農工大生、長年の弟子を教えて、コンサートをしたりしていました。

僕が出会った頃は既に70前後でしたので、こうして書きだしてみると先生にとっては一瞬だったのかもしれませんね。

 

 

 

 

人柄はとにかく豪放でした。誰でもこれは納得すると思います(笑)。飯屋に入っては「(隣の人に向かって)君何食べてるの?うまそうだな!(隣の料理を指さしながら店員さんに)これちょうだい!」と言っていたような人です。また、いつも何かを思い出してはすぐ電話をかけ、人が病気と聞けば毎日のように電話をかけていました。とにかく声が大きいのでときにはけむったいと感じますが、こういう器の大きな性格だからこそ人を繋ぎ、先生の元に様々な人が集まったのかと思います。でも年に十回ぐらい交通事故をするのは勘弁して欲しかったです!

一方で、曲に対しては非常に造詣が深く、この新曲であれば箏と合わせるために尺八は細く、しかしユリは縦に強くしっかりと、この古曲は前唄は芯音でしっかりと吹きつつユリは横に大きくなだらかに、手事はゆっくりでもいいから正確に、といったように性格からは考えられないほど一つの一つの曲に対して繊細な表現を教えてくれました。特に先生の吹く都山流本曲はまさに都山流の体現でした。先生の最後の演奏は令和元年五月に富山・瑞龍寺で行われた演奏会でしたが、そこでの本曲春の光はまさに春の光でした。

 

 

 

先生はお稽古の度に、昨日までは韓国で講演してた、先週は青森でゴルフをした、とか言ってビジネスの話を語っていました。そしてある日、いつものようにお稽古に来た僕が、

「なんで退職してもビジネスやってるんですか?」

となんとなく聞いたところ、

そりゃ面白いからだよ!

と強く語りだし、また始まったー今回は長いぞーとかなってたわけです。

今思うとこれが先生らしさを一言で表す言葉だったと思います。「面白いから」、この言葉通り、自分が面白いように生き、多くの人を引き寄せてきました。

そしてまた先生は山本邦山先生や同郷の初代石垣征山先生の話もよく引き合いに出していました。

「石垣は他の人らに比べ物にならないほどよく音が出ていた。なんでそんなに出てるのか聞いたら、あいつは毎日三時間棒吹きするんだと。俺は最初暇なのかと思ったけど、それだけしっかりやらないといけないんだろうな。」

「石垣は富山の顔って感じでずんぐりむっくりした不細工だったな~!でも清美さんは小林幸子に似てえらい美人だから、イケメンの二代目もお母さんに似たんだろうな!」

「ある日の演奏会が終わった後、邦山さんのところに行って、『いや~今日は良かったですね!』って言ったら、『いやいや、今回は悪いところが三つあった。まだまだだよ。』って言われた。正直俺にその三つの箇所って全然わからなかったし、人間国宝になっても満足することはないんだなあって思った。それだけ難しい楽器だと思うし、尺八に終わりはないよな。」

「邦山さんがどう演奏するか後ろからじーーっと見ていたら、『(邦山先生が後頭部を隠しながら)𠮷田君、気にしてるんだからあんま見ないでよ(笑)』と言われて、へへっすいませんって。」

尺八以外のも混じっていますが故人なので時効にしてください(笑)。今頃天国で昔の先生方と酒を飲んでいる頃でしょう。

 

 

 

なんか書いてるうちに散漫になりましたね。また折を見て更新します。最後に、先生は尺八の「音」にこだわりを持っていました。そんな音じゃダメとよく言われました。時に大きく響かせ、時に細く綺麗に、時に元気よく、時に静かに。尺八だからこそできる表現を伝えようとしていたと思います。この価値観を引き継いで僕は演奏をしていこうと思います。

大晦日まであと26日 自分と尺八

ウィ〜〜ッス!僕です。珍しく(?)尺八の近況について書きます。まだまだ下手くそなんで普段あんま言及することないんですが。

 

なぜ尺八なのか

なぜ始めたのか?とよく聞かれますが、僕が始めたのはただの偶然の重ね合わせです。とはいうものの今でも熱心に続けてる大きなモチベーションは、「音楽で新しい何かを作りたい」というところでしょうか。ギターとかフルートとかって既に多くの人がやっていて、ただの素人がみんなが面白いと思ってくれるようなアイデアを生み出す余地はあまりない気がしました。学部3年も終わりに差し掛かったあたりで、自分は一生のうちに何がしたいのかをよく考えるようになっていましたが、それからしばらくしたある日に邦楽の演奏会を見て、「これに全力で取り組んでみよう」と思うようになりました。

 

今まで

最近徐々にわかってきたのですが、自分の良いところは要領良く真っ直ぐに突き進めることじゃないかと考えています。自分で言うのもなんですが。。そんなわけでそこから本気でほぼ毎日数時間の練習がそこから始まり、もうかれこれ二年は過ぎているでしょうか。1ヶ月半前にやっと都山流らしい音が出せるようになり、半月前には唇の力が抜け八重衣を都山流の響きで吹ききり、今はいかに八重衣の手事で超正確な拍と音階で演奏できるかを考えています。これも自分で言うのもなんですが、一ヶ月単位で離散的に見たらみんなわりと驚くと思います。

 

これから

都山流は重厚な響きを重視する流派だと少なくとも僕は認識しています。その意味で最近その音がかなり使いこなせるようになってきたことに達成感を感じるとともに、これから自分が何をしたいのかを徐々に考えていくのが大事だと考えています。

それは何か...

 

アニソンだ!!!!

 

「音楽で新しい何かを作りたい」とかいって結局はアニソンを"尺八らしく"演奏したいんですよね。それを通じて多くの人が尺八ってこんな面白い楽器なんだな〜とか知ってくれればハッピーです。

で、そのためにこんな感じで実験的に一発録りとかしてます。PCスピーカーと尺八の間にスマホを置いて録音してるので、途中で自分の演奏で音源が聞こえなくなったりしてブレブレですが。。

こんな感じで実験的に録音すると「あ、なんかイメージと全然違うな」とかなったりします。自分では結構強弱つけてるつもりだったのがかなり平坦に聞こえるなーとか、自分でもユリがやってんのかやってないのかわかんねーとか、ちょっとのごまかしとかすぐわかるなーとか。こういうときにどういう工夫が必要か、とか考えながらスキルアップしていきたいです。そしてsound cloudにクソでもいいから公開して「カーッ!ヘッタクソだな〜〜!もっと考えて技術高めなきゃ!」とかドMするわけです。

ただ、一方で"尺八らしい"を追求するならば古典もあってこそで、タンギングと息ユリと画一的な響きだけだったら正直フルートで良いと僕は思います。そのために少なくとも師範を取るまでは古曲新曲本曲にコミットしてしっかりと先人たちの知恵と技術を身につけたいです。

 

これから(現実的なところ)

僕は僕のやりたいことがあるので、自分の技術や表現が高められるならなんでもします。空いている時間は尺八を詰め込んでます。やらなきゃいけないことたくさんあるので現実的には数時間ですが。で、目下の問題は来年から東京に就職するので尺八の練習場所です。今は研究室で吹き放題なのですが。。

 

 

 

 

そんな感じです。大晦日までアドベントカレンダーみたいにちょいちょい様々なトピックについて書きます。

The End of This Year

What's up?

 

This Year is Passing!

 In the end of last year, I also wrote this article. 

 

sonohennniiru.hatenadiary.jp

 

I noticed I wrote this kind of articles every year since I opened this blog. I want to do the same thing every single end of year. This is really like what I am. By the way, Are you wondering why I started to use English? This is just for people who really want to read. When I write in Japanese, It's easy to read. Of cource, I don't use difficult English words.

I'll focus on some ingridients.

 

About Shakuhachi

I got a tittle of Associate Master from Tozan-ryu. This is not awesome at all.  If you play shakuhachi a little and pay money, you can get it. The thing is whether each person really has the ability. I think this system is a little weird, but for people playing shakuhachi to enjoy, this might be a good milestone.

I think I don't have the ability enough to get the title of Master right now, so I'm improving my playing. And what I really want to do is just to play on Youtube. I want to do for this in the next year. And I want to play on many real stages.

 

About Foreigin Language

Most Japanese people are in trouble when they have to talk with foreign people. As you know, we are very good at reading English but not at speaking. In this year, I learned English harder than before. This learning is just for talking.

Many foreign people come to my laboratory from all over the world and I have to communicate with them in English. I had a chance to learn from them. but I usually learn on Youtube channels like Buzzfeed. Now I can talk like non-native people outside of Japan. I want to practice more and use many phrases in the next year.

And I started to learn Russian language. I have a twitter account for foreigin people and follow a lot of Russian people, which is just all of a sudden.  In the past I took a class of Russian at colleage but I have totally forgotten. But the other day I watched a video of a beautiful woman called Saya Scarlet on Youtube who is not able to speak English. (Please watch her video.) I wanted to know much about Russia and started to learn. Я очень хочу утить русский язык.

 

About New Job

As you know I'm a graduate school student. I'm going to graduate at March in 2020 so I have to look for my new job. In this year I happend to get a part-time job. In this company I do programming. Before that I worked as programmer. So I think I might be better at doing like this in my carrer. If possilbe, I want to work at a foreign country a few years later. Anyway, I want to get my job in the next year...

 

About My Research

I entered the graduate school at Univ. Tokyo in this year. My life have totally changed. At first, I had to do a lot of things for my research. I designed a new device, played RaspberryPi, went to the Kyusyu by plane and etc. I have done just only what I could do. All I got is how to manage my time.

This laboratory might be better than before. As I mentioned, reserchers come from all over the world. And there are many students I can feel free to talk with. An enviroment might be one of the important factors for choosing my job. 

 

 

 

 The Next Year is Coming!

 Let's go ahead!

 

 

 

 

Seiren? What is it? The top among this year's animes is Blend S.

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Short Talk - Devotion

Who do you respect?

 

The associate professer who teaches me is one of the persons I respect. He really devotes his life to what he decided to do. He always does that. Do you have anything you want to acheive in your entire life? When you find out that, do you think you can devote yourself to that? It might be hard for everyone. I want to do anything like him.

 

But I want him to stop working at 11p.m. during the Bon season.

時間をどう使うか

時間は有限。

 

 

最近は平日朝から夕方まで基本的に研究室で、それに加えていろいろやろうとしているのでなかなか忙しい。するとやはりタイムマネージメントが重要で、それぞれのやることに対してどう考えているか一旦整理したい。

 

 

研究はできる範囲で頑張りたい。そりゃ良い結果と良い論文をバンバン出せればいいけれども、対象がビックサイエンスでしかも僕がやっているのがただの計測な分、なかなかそういうわけにもいかず、地道な努力が必要になる。准教授はとてもハードワーキングで知識量も半端ないし、M2の先輩も無限の体力で無限に地道にやるので本当頭が上がらない。これ以上のことを一気にしようと思うと死ぬので、地道に。。

 

尺八は大学院の間でモノにしたい。いつまでも局所解な微妙な音出してていいわけないので、途中で下手な吹き方になるのも前提でずっといろいろと試行錯誤していたのだけど、今日になってかなり良いモノを掴んだ気がする。就職してからは尺八を生かしてなにかしたいので、時間の自由が効いて練習場所もあるこの大学院生のうちにできるかぎりの技巧と表現力を身につけたい。准師範も今度受けるので、せめて芸大生に食らいつきたい。ちなみに今度神社で演奏します。

 

英語は大学院の間でネイティブとあまり支障がない程度に話せるようにしたい。うちのラボは外国人がたくさんくるので、英語は一応マストだし、英語を話せないのは未開の土人だなあという気がしてくる。まあ話さないで自分の仕事だけしてる先輩も多いけど。ここ数年youtubeの英語の真似をしたりして、ある程度のコミュニケーションはできるようになった。ただやはりネイティブの語彙とスピードでストーリーを話されると???ってなるので、まだまだだなあという感じがある。あと発音がクソだと非ネイティブにはマジで伝わらないからこれマジ大事。ちなみに最近のTOEICはL400R385Total785なのでクソ。

 

就活はなんとかジャパニーズ大企業に潜り込みたい。ちょこちょこって適当にインターン出してみて、落ちたり通ったりしてるうちに、就活界隈の状況がいろいろとわかってきたので、ここからが勝負か。そこそこ給料良くて、ある程度自由に働けて、んで楽しい会社がいいなあ。国家公務員?なにそれおいしいの?

 

アニメとかプログラミングとかは息抜きとして適当に適当したい。アホガール面白いよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

学会関係のポスター発表準備がキツイす。。

Short Talk - Various Meats

No way!

 

negineesan.hatenablog.com

 

Today, I thought I am going to write a article about how international my labratory is, but I cheaked this above article just now and I want to share this with you before that.

Actually, I have ever eaten a meat of a boar at a restrant near to Tsukuba. The restrant serves it during fall. It was unique and tasty. If you are interested in it, please ask me. Let's go!