2020年大晦日まであと7日のコラム 尺八の魅力の話

下書きに書いたまま投稿してませんでした。。

 

 

なぜ尺八なのか?

始めたきっかけはなんなの?ってよく聞かれますが、まあ大学のサークルで〜とかいう答えにはなります。じゃあなんで続けてんの?っていうとそれは話が長くなるような気がします。そこらへんの話です。

 

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端的に言っちゃうと尺八でなんかやってみたい、作りたいってのが一番でしょうか。例えばこの動画みたいな感じですかね。ここで尺八吹いている小湊さんは東京藝大卒のプロのトッププレイヤーなので、このレベルはなかなか難しいですが。。

 

 

尺八の良さってなんなん

まあそもそもそういう理由ならフルートでもピアノでも、器楽器ならなんでもよくないか?ってなるのもそりゃそうです。てかぶっちゃけ僕もそう思います。

 

【けものフレンズOP】 ようこそジャパリパークへ 【リコーダー合奏】 - YouTube

 

リコーダーなんかもいいですよね。渋すぎって言われるような尺八をあえて選ぶのは理由が気になるところではないでしょうか。まあ単にたまたま始めた楽器が尺八だったというだけではあるんですけど、ここまで続けるにはそこそこに理由あるっちゃあります。

 

 

尺八の「音」

「渋い」と言われる尺八の音は過去になりました。今は「響く」尺八の時代です。

オーケストラで使われるような吹奏楽器の内径は近年ほぼ変わっていません。一方で、尺八という楽器の内径や指穴の位置は未だに完成系を見ておらず、未だに作る人によって内径も、指穴の位置や大きさ、唄口形状、素材、全てが全く異なっています。

尺八の音は求められる音楽シーンによって常に進化を続けています。特にここ数十年で尺八は倍音も、音量も圧倒的に大きくなり、ピッチもA=442Hzで確実に合うようになりました。

 

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同じエアリード楽器と比較されるフルートと比較して圧倒的に響きます。普通はやりませんが、プロの中にはホール一面が響きすぎて音が割れるぐらいの音が出せる人もいます。尺八吹きは音量や倍音がよく響いていることを「鳴りが良い」とよく言います。「鳴り」を追求し続けた結果が今の音であり、今なお追求されているのです。そしてそこに様々な技巧も取り入れることで、それぞれの演者の個性が確立していきます。

 

尺八が渋いというか西洋楽器より若干下に見られがちなイメージはまあそりゃそうだろうなあという感じですが、ぜひ一度プロの演奏会を訪れてみてほしいです。あなたは古臭いイメージにとらわれまだ現代の尺八を知らないだけです。(それか、そもそもポップスばかり聴いていて器楽曲を知らないだけ。どちらかというとこっちの方が根が深い...)

 

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なお、いわゆる「地無し尺八」を使って、尺八らしい尺八を吹く方もいます。それはそれでまた別に味わいがあり、別の道ですが奥深いです。

 

 

そもそも尺八ってなんなのよ...みたいな一般的な話は

またそのうちします!

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそもこのお正月ソングが筝尺八だって知らない人多そう。

 

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