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どこまでもストレートな「君の名は。」

最近話題の映画「君の名は。」を見てきました。客層は女子中高生やカップルが多くて成人男性ソロがもはやアウェーだったので、なんというかこの作品がいかにヒットしているかを思い知らされますね。

結論だけ言うとちょっと不満な点がありつつもとても良い作品でした。とにかく引き込まれましたし、最初から最後までほとんど飽きがきません。以下はネタバレ微妙にありです。

 

 

君の名は。」は直球ストレートの連続

せっかくなのでこの作品はどういう作品かというのをずっと考えていたんですけど、一言で表すならこれが最も的確かなと。

二人の主人公の瀧くんと三葉ちゃんを中心に据え、前半では二人の生活を描き、後半では二人の繋がりを描いていきます。それは細かい要素の違いはあるものの男女の出会いから想いをつなげるまでの二人を描く、古今東西あるあるテンプレートな物語とほとんど同じですよね。加えて、男女の入れ替わりによる対比、主人公の行動次第で街が壊滅するセカイ系、こんな要素はもはや使い古されたベタベタテンプレです。

さらに、演出においてもベタな演出ばかりです。前半終盤でRADの挿入歌が流れますがそこに至る直前に二人の主人公の場面を交互に一気に畳み掛け、挿入歌と東京をバックに日が昇り落ちるの場面へと移る。これは視覚的にも聴覚的にも一気に動きを出して受け手を引き込むことを考えたもので、シュタゲのまゆりショックのようなあるある演出効果ですよね。細かな説明は抜きにして二人の主人公がご神体のところで出会い会話をする、Keyのような感動を優先した超展開とかも。

ではそんなベタばかりのこの作品に飽きがくるかというとそういうわけでもないんですよね。二人の主人公は他とない特徴ある主人公ですし、演出も描くものが同じというわけではないです。要するに物語の展開の各要素や演出などの見せ方の「手法」がベタなんですよね。これは言ってしまえば受け手がそれに慣れているために物語をわかりやすく理解してくれることも狙っているのではないでしょうか。

そういう意味で、変な表現方法や展開は使わない。受け手に対してどこまでも正直に、物語を伝えきるのがこの作品です。

そして何故このあり方がウケているのか、さらに発展していろいろ考えることもできそうですがとりあえずここまでにしておこうかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

このピンナップも今見たら最後のシーンやんけ!ってちょっと感動するよね。

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